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「とにかく読んで欲しい」の記事一覧

とにかく読んで欲しい

こんにちは
岡田です。
今年はアニメ映画の当たり年と
言われているそうです。
日本のアニメ映画と言えば、
宮崎駿監督率いるジブリ作品が
まず思い浮かぶと思います。
しかし今年は違います。
今年の大ヒット作は
何と言っても新海誠監督の
「君の名は。」
ですよね。
ご覧になられた方は
好き嫌いは別にして
ヒットした要素は少なからず
感じとれたのではないでしょうか?
そして今、
秘かに?ヒットしている・・・
いや、すでに大々的に?
ヒットしているアニメ映画
「この世界の片隅に」
を観て参りました。
便利な世の中になったもので
最近は映画の前評判を
プロの評論家だけでなく
素人の感想なども
いろんなサイトやSNSなどで
チェックできます。
その恩恵にあずかり、
「この世界の片隅に」
の感想や評判も
事前に調べてみました。
すると次のような感想が
異様に多いことに気づきました。
「とにかく観て欲しい!」
もう、どこのサイトも
このフレーズだらけです。
「とにかく観て欲しい!」
おいおい。
とにかく観て欲しい、ってそれだけ?
ずいぶん粗い感想だな。
食べログで言ったら
「すげーうめー」
と大して変わらないぞ。
その程度の感想なら
むしろ書かない方がいいのに!
と、そんな充実していない
感想をチェックしつつ
多少がっかりしながらも
実際、観て参りました。
さて。
僕の感想は・・・
「とにかく観て欲しい!」
です。
いや、あの、
ウケ狙いとかではなく
本気でそう思います。
この映画が
構想何年か知りませんし
製作費がいくらか知りませんし
監督が誰か知りませんし
興行収入がいくらか知らないですし
全米が泣いたかどうか知りませんが
とにかく観て欲しい。
何をどう説明したらいいのか
よくわからない新感覚の映画です。
当然、話の内容に好き嫌いは
あると思いますが
経験としては新しい経験が
できると思います。
どこから説明したらいいのか
まったくわからないので
思いつくまま書きますね。
まず、この映画は
ストーリーだけで
感動させていません。
あ、一応戦時中の話なので
悲しい話です。
大変な話です。
ひどい話です。
それは普通の戦争映画と
変わらないです。
まぁそれだけでも十分
泣けるのかもしれませんが
それだけならよくある映画です。
映画館で泣いてる人が
何人もいましたが
恐らくストーリーだけで
泣いてる人はそんなに
いないんじゃないかと思います。
最初に紹介しました
「君の名は。」は
映像がとてもシャープで綺麗でした。
その映像の美しさも
「君の名は。」の見所の一つです。
一方で「この世界の片隅に」
の映像は、のほほ〜んといった
タッチで描かれています。
絵本の中の世界観と言えば
いいのでしょうか?
そんな感じの映像です。
しかしなぜか、
シャープで綺麗に描かれている
「君の名は。」よりも
実写に近い感じがするのです。

3DやCGを駆使しているわけでは
ありません(たぶん)。
それなのによりリアルさを
感じてしまうのです。
映像の中の世界を観ている人が
「想像する」のではなく
「思い出す」感覚なんです。
わかりますか?

わからないですよね^^;
「君の名は。」の方の映像は
「こんな素敵な街に住んでみたいなぁ」
とか
「こういう森ってありそう」
とかそういう感覚であるのに対し
「この世界の片隅に」の映像は
「確かにそこにあった」
「確かにそこにいた」
「確かにそれやった」
という感覚です。
映画の中の主人公が
「いた」し「やった」のですが
それがなぜか
僕が「いた」し
僕が「やった」
ような感覚が残るのです。
どうやらこの映画は
建物、街並み、衣装、しぐさ、言葉
などなど
それらに関するありとあらゆる
文献を大量に取り寄せて
時代背景を調べまくって
映像に忠実に反映させたようなのです。
この尋常ではない努力の成果によって
絵本のようなタッチでも
観ている人が
よりリアルに近い感覚に
襲われるのでしょう。
さらに
声優さんの仕事も超一流でした。
声を単にアテレコしているだけでなく
演技のパワーのようなものを
感じました。
特に主人公の声優さんの演技は
鳥肌ものです。
このように書くと
さぞかしものすごい
映像を期待されるかも
しれないのですが
ある一場面も切り取って
それを観ただけでは
恐らく今までのアニメ映画と
そんなに変わらないでしょう。
効果音が頻繁に使われたり
無理矢理感動させようとして
音楽が大音量で流れたり
3Dがどうとか
CGがどうとか
特殊な技法でびっくりさせるような
映像があるわけでもありません。
一つ一つの場面を
一つ一つの細部にまでこだわった
その連続が作品となり
その作品を観終わった後に
「なんかすげー」
という感情が溢れ出てくるのですが
この「すげー」の後に
言葉が続かないのです。
すげー感動したのか
すげー悲しかったのか
すげー面白かったのか
すげー笑えたのか
どれもそうだし
どれもそれだけじゃない。
特にラストシーンでは
いろんな感情が
一気に襲いかかるので
面白いとか感動するとか
楽しいとか悲しいとか
そういう単語では
とても語れない不思議な映画でした。
神は細部に宿る。
もしこの映画の製作過程を
巻き戻して観る事ができるなら
恐らくこんな言葉が
当て嵌まると思います。
どうしてそこまでこだわるの?
そのこだわりとは
決して技術的なことだけではなく
決して妥協を許さない
スタッフ全員の職人としての想い、
そんな職人の一つ一つの
仕事の連続や集合体が
この作品であり、
細部に至るまでの完成度の高さを
全身で感じ取れる映画でした。
それを感じた瞬間、僕は
たとえばストーリーとして
悲しかったとか感動したとか
映像としてすごかったとか
音楽が良かったとか
声優さんの演技が良かったとか
そういうどこか他人事というか
俯瞰した感想はどこかへ
飛んで行ってしまい、
今、観た映像は
全体像として何となく
自分が体験したことを
振り返ったような映像であり
自分のこととして
どう思って
どう感じて
これからどう生きるのか?
そんな感覚に襲われたのです。

今までの映画のように
主人公に感情移入するのとは
違います。

あくまで自分が体験したことが
映画になった、
そんな不思議な感覚です。
だからラストシーンでは
映像的に残酷で
悲しい場面があるのですが、
いつもなら主人公に感情移入して
泣いてしまうところを
この映画の場合は僕は
「ここは泣く時じゃない!
 目を開いて観なきゃ!」
と感じたので
周りが泣いている中で
ひとり目をギラつかせていました。
そういう意味で
観ている人がそれぞれ
主人公になりうる映画なので
感想をどう表現していいのか
わからないのだと思います。
余計なことは言わずに
「とにかく観て欲しい!」
という感想は
的を射た感想なのかもしれません。
そしてこの映画の監督にかかわらず
映画監督というのは
もしかしたら誰もが
この映画のようなものを
目指して作ってきたのでは
ないでしょうか?
監督がこういう感動を与えたい、
の「こういう」という
着地点など設定せずに
映画を観ている人が
それぞれ自分なりの
感動を作る。

多くの映画監督は
それを目指していたにもかかわらず
なかなかそれを成し得なかった、
そんな気もするのです。
いや、映画監督だけでなく
もしかしたら
アートと呼ばれるものは
おしなべてそうなのでは?
だからどんなに良い作品を作っても
納得がいかず、
自分のエゴと戦い
自分の力のなさに嘆き
次の作品でまたチャレンジする。
そう考えると僕らも
仕事をしていて
商品やサービスが
一つの作品だとしたら
この領域を目指す価値が
あるのではないでしょうか?
神は細部に宿る・・・
その一方で
この世に完璧なものなど
一つもありません。
しかし神が宿るとしたら
それは確かに細部なのかも
しれません。
僕もセミナーや講演
このブログを含めて
ビジネスコンテンツ
という作品を提供する者として
この映画から受けた衝撃は
計り知れないものでした。
自分の商品を買ってくれた
お客さんたちが
まだ買ってない人たちに
「とにかく買って欲しい!」
そんな風に言われる様になるために
この映画から学ぶことは
たくさんありました。
お時間があればぜひ!
ではなく、
お時間をどうにか作って
「とにかく観て欲しい!」
映画でした。
「この世界の片隅に」公式サイト

http://konosekai.jp/

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